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レンタルサーバーを乗り換えよう!トラブルなく移転するためのポイントをご紹介

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レンタルサーバーを現在とは違うレンタルサーバー管理会社に乗り換えるには、メールやWebサーバー、Webサイトの移行など、さまざまな作業が発生します。万が一のミスは業務に甚大な被害を及ぼしかねないため、移行手順と内容をしっかりと理解しておかなくてはなりません。

今回は、サーバー移転作業をステップごとに解説していきます。サーバー移転をスムーズに行う上で必須の知識ですので、ぜひ参考にしてみてください。

1.サーバーの移転のステップ

サーバー移転とは、現在利用しているレンタルサーバー管理会社を他会社のレンタルサーバーに乗り換える(移行する)ことです。サーバー移転をスムーズに進めるためにも、しっかりステップを把握して移転計画を立てることをおすすめします。
サーバー移転のステップは、大きく分けて5つあります。
事前確認、移転先サーバーのお申込み、サーバーの環境構築、DNSの切り替え、最後に旧サーバーの解約になります。

これらのステップを順序よく的確に行うことで、トラブルなくサーバーを移転できます。順番に見ていきましょう。
◇事前確認
移転先サーバーの管理会社とサーバーレンタル契約を結ぶ際、必ず「新旧サーバーの並行稼働期間」の検討が必要になります。移行作業中にメールやWebサイトを止めないために必要な期間ですので、契約時に確認しておきましょう。

◇移転先サーバーのお申込み
事前確認で問題なければ、移転先サーバーの契約を進めます。

◇サーバーの環境構築
契約後にサーバーの環境構築を行いますが、これは移行するデータやサービスをスムーズに稼働させるためにとても重要なステップです。
このステップをトラブルなく進めるためにも、現在使っているメールサーバーやWebサーバーの環境をしっかりと把握した上で、移転先サーバーの環境でも問題なく使えるようセットアップしましょう。
セットアップは基本的に、「移転先サーバーに現行サーバーの設定を複製」するイメージです。

なお、環境構築の項目は主に以下の4つですが、利用しているサービスによって異なりますので、ご自身の環境に合わせて設定しましょう。

・FTPアカウント作成
・メールアカウント作成
・ファイルアップロード
・データベースの作成とインポート

※Webサイトデータの移行について
環境構築の4つの項目のうち、ファイルアップロードとデータベースのインポートはもっとも重要なため、移行の際のポイントをご紹介します。

ポイントは、以下の4つです。

・移行元のバックアップを取っておくこと
・必要ファイル、不要ファイルをきちんと選別すること
・ツールがある場合それを利用すること
・移行先サーバーのバックアップ設定を行うこと

ファイル移行時は、データ消失などの事故に備えなければならないため、バックアップ取得はとても重要です。
また、キャッシュファイルなどは、基本的に新しいレンタルサーバーでは不要となる場合が多くなります。きちんと選別することで移行ファイルの数を減らすことが出来ますので、こちらも移行する際に行いましょう。

そして移行に使えるツールは、積極的に利用することをおすすめします。
例えばMySQLであれば、mysqldumpなどのコマンドを利用することでミスなく簡単に移行できます。ファイル移行が不安であれば、レンタルサーバー管理会社が提供しているファイル移行サービスを利用するのも一つの手です。

◇DNSの切り替え
DNS(ドメインネームシステム)とは、サーバーのIPアドレス(192.168.1.1のような数字)とドメインを結びつけて振り分けるシステムです。このシステムは、ドメイン登録業者あるいはレンタルサーバー管理会社のDNSサーバー上で動いています。

DNSサーバーは、サーバー移転前の場合は「移転元」サーバーに振り分ける設定がされているため、DNSを切り替えて「移転先」サーバーに振り分けられるようにしなければなりません。
ただし、DNSの切り替え作業は2~5日程度かかりますので、上記で説明したように現行サーバーと移転先サーバーの並行稼働期間を設けるようにしましょう。

◇旧サーバーの解約
旧サーバーの解約は、移転先サーバーですべての機能、サービスの正常稼働を確認後に行います。例えばDNS切り替え作業終了前は、旧サーバーにメールやWebサイトへのアクセスがあるため旧サーバーは停止できません。
DNSの切り替え後、旧サーバーに残ったメールをすべて受信し、Webサイトの切り替え確認が完了して初めて解約の手続きを取ることになります。

2.サーバー移転サービスの紹介

サーバーを移転する際は、上記で説明したように複雑な作業が伴います。
移転作業に少しでも不安がある方は、レンタルサーバー管理会社のサーバー移転サポートを利用してみてはいかがでしょうか。

CPIでは、サーバー移転サポートサービスを提供しており、Webコンテンツの移行やメールアカウントなどの設定を無料でサポートします。
また、稼働しているWebサイトやメールデータ、設定が複雑なCMS、Windows Serverの移行作業もすべて対応可能(有料)です。
現在のサーバーやシステムの状況がよく分からない方、短期間でサーバー移転を完了させたい方には特におすすめのサービスです。

まとめ

スムーズにサーバー移転するには、慎重に作業を進めなければなりません。
サーバー移転に必要な作業ステップはもちろん、現行サーバーのシステム状況やアプリケーションの設定などを把握し、移転先サーバーへ確実に反映させることが必要です。
サーバー移転作業が不安な方や短期間で移転完了したい方は、サーバー移転サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

また、CPIのレンタルサーバーへの具体的な移行方法は、下記ページでご案内しております。
各ステップの詳細や目安のスケジュールなども説明しておりますので、移行を検討される方は、こちらをご覧ください。
https://www.cpi.ad.jp/transfer/step/all_cpi/
 

 

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サーバーの仮想化とは?仮想化を支える技術とメリット、デメリットについて解説します

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サーバーの仮想化とは、仮想化ソフトウェアを使って1台の物理サーバー上に複数の仮想的なサーバーを構築する技術を表します。このサーバー仮想化の仕組みは大きく2つに分かれ、「ホストOS型」、「ハイパーバイザー型」となります。

今回は、それらサーバーの仮想化の仕組みと、そのメリット、デメリットについて解説していきます。

1.サーバーの仮想化とは

冒頭でも軽く触れましたが、サーバーの仮想化とは、ソフトウェア(仮想化ソフトウェア)を使い、物理サーバー上に複数の仮想的なサーバーを構築することです。
そして、この仮想的なサーバーを「仮想サーバー」と呼びます。

仮想化において物理サーバーは1台ですから、CPUやメモリなどハードウェアリソースは1つしかありません。しかし、仮想化技術は仮想サーバーごとにCPU処理量やメモリ容量を振り分けるため、仮想サーバー同士でCPUやメモリを取り合わず、独立したサーバーのように動作します。

2.仮想化を支える技術、仕組み

「ホストOS型」、「ハイパーバイザー型」「コンテナ型」の3つが仮想サーバーを実現する代表的な技術・仕組みです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

◇ホストOS型
ホストOS型とは、物理サーバーのOS(ホストOS)にインストールした仮想化ソフトウェア上で、サーバー(仮想サーバー)を構築する技術です。そして、この仮想サーバーのOSはゲストOSと呼ばれます。仮想化のための専用OSを用意する必要がなく、アプリケーションと同じように手軽に実行できます。

◇ハイパーバイザー型
ハイパーバイザー型は、物理サーバーのハードウェアに仮想化ソフトウェア(ハイパーバイザー)を直接インストールして、仮想サーバーを構築する技術です。

◇コンテナ型
コンテナ型の最大の特徴は、ゲストOSを起動しないことです。ホストOSとコンテナエンジンで動作し、アプリケーションに必要なものをまとめたコンテナを、1つの仮想スペースとします。

また、これら3つは、ハードウェアにアクセスする仕組みが違うため、処理性能に差があります。
ホストOS型の場合、仮想サーバーがホストOSを介してCPUやメモリなどのハードウェアリソースにアクセスするため、ホストOS分の余計な処理(オーバーヘッド)が生じます。

一方で、ハイパーバイザー型の場合はホストOSを使わず、ハードウェアに直接インストールされているハイパーバイザーを介して、ハードウェアリソースにアクセスします。そのため、ホストOS型に比べると余計な処理が抑えられ、仮想サーバーはより高いパフォーマンスでの動作が可能です。

最後にコンテナ型ですが、これはホストOS+コンテナエンジンの形になります。ホストOS型、ハイパーバイザー型と違い、ゲストOSを必要としないため、負荷が小さく、動作も速いです。

ホストOS型は、仮想サーバー技術として古くからある手法であるため、以前はサーバー仮想化の主流となっていましたが、現在ではより高いパフィーマンスを誇るハイパーバイザー型が仮想化技術の主流となっています。最近ではコンテナ型も増えてきており、新しい潮流になりつつあります。

3.サーバー仮想化のメリット

サーバーの仮想化を行うメリットとしては、以下の4つが挙げられるでしょう。

◇サーバー集約によるコスト削減
通常時にほとんど処理をしないサーバーや、稼働率が低いサーバーは無駄なコストの原因となります。自社の各拠点に設置したサーバーがあまり稼働していないというケースは、よくあることでしょう。

しかし、複数のサーバーを仮想化して1台のサーバーに集約すれば、物理的なサーバーは1台で済むため、コスト削減につなげられます。

◇省スペース化
前述の通り、複数の物理サーバーを仮想サーバーとして構築すれば、物理サーバーの台数を減らすことができ、省スペースになります。

◇サーバー数を柔軟に増減できる
仮想サーバーは、仮想化ソフトウェアをインストールして設定するだけでサーバーを構築できるため、物理サーバーの構築に比べれば導入コストを削減できます。

また、サーバーが不要になった時、物理サーバーは廃棄の手間がかかります。
しかし、仮想サーバーであれば、ソフトウェアをアンインストールするように、不要な仮想サーバーを削除するだけでサーバーを減らすことが可能です。
サーバー数の増減にも柔軟に対応できるという点は、仮想サーバーの大きなメリットといえるでしょう。

◇ハードウェアの活用効率が高い
仮想サーバーは、設定によってCPUやメモリの使用量を決められます。つまり、個々の仮想サーバーに割り当てるハードウェアリソースを変えることで、効率良くハードウェアリソースを活用したサーバーの稼働を実現できるということです。

4.サーバー仮想化のデメリット

一方、デメリットとしては以下の3つが挙げられるでしょう。

◇処理性能の低下
仮想サーバーは、仮想化ソフトウェアを介してハードウェアリソースにアクセスするため、処理性能の合計は物理サーバー単体と比べて低くなります。
そのため、仮想化したことで、かえって処理スピード落ちてしまう可能性もあります。

◇リソースの見積もりが難しい
複数のサーバーを仮想化して1台にまとめられるメリットがある反面、仮想サーバーは物理サーバーのハードウェアリソースを共用します。
そのため、ハードウェアリソースが予期せず不足する可能性があるので、物理サーバーのスペックは余裕を持つ必要があります。

◇障害対策が必要
仮想化技術を使えば、物理サーバーに複数台のサーバーを集約できますが、物理サーバーに障害が発生すると、すべての仮想サーバーが影響を受けてしまいます。そのため、より入念な障害対策をしたほうが良いです。

仮想化技術を使えばサーバーを集約できるため、多くのメリットがあります。しかしその反面、集約することによってリソースや障害対応などのデメリットが生じることも忘れてはなりません。

まとめ

サーバーの仮想化は、複数のサーバーを集約できるため、省スペース化、リソースの有効活用など多くのメリットがあります。サーバーを集約することで生じるデメリットもありますが、どのようにすれば仮想化の恩恵を受けられるかをしっかりと検討しましょう。その上で、仮想化を活用すれば、より効率的にサーバーを利用することができるでしょう。
 

 

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サーバーとは?その種類と基礎知識をご紹介

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今回は、基本的なサーバーの種類や仕組み、メリット・デメリットなどの基礎知識を解説していきます。
サーバーという言葉には幅広い意味があり、使う場面によって変わってきます。
まずは、本稿で扱うサーバーの定義について説明します。

1.サーバーとは?

サーバーには、2種類の意味合いがあります。狭義には、要求(リクエスト)に応じて、なんらかのデータを提供するための仕組みのことで、Webサーバーやメールサーバーが該当します。

広義では、上記のようなサーバーを含むハードウェア全体を指し、レンタルサーバーや専用サーバー、VPSなどがそれにあたります。
本稿では、広義のハードウェアとしてのサーバーについて解説していきます。

2.インターネットとサーバーの関係

例えば、普段私たちがWebサイトを見るとき、サーバーはどこで関係してくるのでしょうか。

WEBサイトが表示されるまでの流れは下記です。
・WEBブラウザにURLを入力
・DNSサーバーへURLを送信し、IPアドレス(インターネット上の住所)へ変換
・該当IPアドレスのWEBサーバーにアクセス
・WEBサーバーからWEBページのデータを提供してもらい、WEBブラウザに表示

このように、インターネット上にはサーバーがたくさんあり、住所を指定してアクセスすることで、私たちは任意のデータをブラウザで表示することができます。

そして、このインターネット上のサーバーはすべて同じではなく、いくつか種類があり、その種類に応じてメリット・デメリットも存在します。
ここからは、そのサーバーの種類と違いについて解説していきましょう。

3.共用サーバー、専用サーバー、VPS、クラウド~それぞれの違いとメリット・デメリット~

ここでは代表的な4つサーバーの違いや、メリット・デメリットについてご紹介します。

・レンタルサーバー(共用サーバー)
・レンタルサーバー(専用サーバー)
・VPS
・クラウド

◇「共用サーバー」とは何か?
共用サーバーとは、レンタルサーバーの一種であり、サーバーを複数ユーザーで共同利用するサービス形態です。
共用サーバーの特徴は、CPUやHDDなどのハードウェアリソースを利用者がシェアする(共用する)という点にあります。サーバーのハードウェアリソースをフル活用できないため、個人のWebサイト、中小規模サイト、企業案内のみのサイト等の用途が考えられるでしょう。

ただし、共用サーバーは他のサーバーサービスより比較的安価で利用できる点はメリットといえます。
一方のデメリットとしては、サーバーをシェアしているため設定を自由に変えられない点、他の利用者がCPU・ネットワークを多く使うと、自身の処理に影響が出るという点が挙げられるでしょう。

◇「専用サーバー」とは何か?
専用サーバーは、物理サーバーを1台丸ごとレンタルして、大容量ストレージと物理サーバーのCPUやメモリを独占利用するサービスのことです。

専用サーバーのメリットとしては、他の利用者の影響を受けずにサーバーを使えることや、サーバーの管理者権限(root権限)を付与されるサービスを利用すれば、自由にサーバーの設定を変更できることが挙げられるでしょう。

一方デメリットとしては、自社でサーバーの運用・構築をしなければならず、共用サーバーに比べると運用コストがかかる点が挙げられます。
また、サーバーが専用でも回線が共用されている場合、他のサーバーによる回線利用の影響を受けることがあります。

◇「VPS」とは何か?
VPS(Virtual Private Server)とは日本語で「仮想専用サーバー」と呼ばれるサービスで、1台の物理サーバー上に構築された仮想サーバーを利用します。

共用サーバーと同じように1台の物理サーバーを共用しますが、仮想サーバーをレンタルするため、インストールするアプリケーションを選べるなど、サーバー設定の自由度が高いというメリットがあります。
また、仮想サーバーごとに使用できるハードウェアリソースが割り当てられ、それを専有して使えるので、他のユーザーの影響を受けにくいという点もメリットのひとつです。

ただし、物理サーバーの運用・監視は管理会社が行いますが、仮想サーバーの構築、設定、運用をユーザーで行う必要があり、導入・運用コストや工数がかかってしまう点がデメリットとして挙げられます。

◇「クラウド」とは何か?
クラウドはさまざまな意味で使われる単語ですが、ここではクラウドをサーバーとして利用する視点から解説します。

クラウドは、VPSと同じように仮想サーバーをレンタルするサービスです。しかし、クラウドはCPUやメモリ、ストレージを自由に決めたり、あとで変更したりすることができます。
このような拡張性(スケーラビリティー)・柔軟性は、クラウド最大のメリットといえるでしょう。

デメリットとしては、サーバー・ストレージ・ネットワークなどすべての設定を自社で行わなければならないため、利用には専門知識が必要になる点が挙げられます。
また、料金体系が従量制のため、予期しない大きな処理やネットワーク通信が生じた場合、使用料金が跳ね上がることがあります。そのため、予算計画を立てにくいという点もデメリットといえるでしょう。

まとめ

今回は、広義の物理的な意味でのサーバーとその種類や違いについて解説しました。
今回ご紹介した4つのサーバーには、それぞれメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、ご自身にとって適切なサービスを選んでみてください。
 

 

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レンタルサーバーとクラウド化。違いとメリット、デメリットを解説します

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レンタルサーバーとクラウドはまったく異なるものですが、「その違いが分かりにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
どちらも、外部にあるサーバーを利用する点では同じですが、サーバー利用の仕組みやコスト負担、サービスの拡張性など、レンタルサーバーとクラウドでは大きく異なる点が多々あります。

今回は、レンタルサーバーとクラウドの違いやクラウド化についてご紹介するとともに、クラウドのメリット、デメリットについて解説していきます。
なお、本稿内の「レンタルサーバー」は、主に「共用レンタルサーバー」を指すこととします。

1.レンタルサーバーとクラウドの違い

レンタルサーバーは、「1台のサーバーを複数の利用者で共有する」形態です。シェアードサーバーとも呼ばれるこの形態は、複数の利用者が物理的なサーバーのCPUやメモリを共有します。そのため同一サーバーを利用しているユーザーは、サーバーの性能を全員で共有することになります。

一方のクラウドは、クラウドサーバー管理会社が提供する物理的なサーバー内の仮想サーバー(物理的なサーバー内に複数の仮想的なサーバーを作る技術)を使用します。もちろん物理的には1つのサーバーなのでCPUやメモリは共有するのですが、仮想サーバーごとにきちんと割り当てて管理するため、複数の利用者で性能まで共有することはありません。

つまり、レンタルサーバーとクラウドでは、「CPUやメモリの性能を共有するか否か」が大きく異なるということになります。

2.レンタルサーバーをクラウド化するとは

では、レンタルサーバーをクラウド化するとはどういうことでしょうか。
これは、簡単に説明すると、現在利用しているレンタルサーバーのサービスを、クラウドサービス提供会社が用意した仮想サーバーに移転・運用するということです。

CPUやメモリの性能を共有しないクラウドは、レンタルサーバーでスペック不足を感じた際には、移転先として選択することもよいかもしれません。
確かに、レンタルサーバーをクラウド化するということは、性能を共有しないサーバーに移管するということになり、後述する拡張性や、自由なカスタマイズができるというメリットは得られます。ですが、その反面レンタルサーバーとクラウドの違いをしっかり把握していないと、移転がうまくいかない可能性があります。

そのため、レンタルサーバーとクラウドの違いとメリット・デメリットを理解した上で、最適なサーバーを選ぶことが大切です。
ここからは、クラウド化するメリット、デメリットについて見ていきます。

3.クラウド化のメリット

クラウド化の主なメリットとして、以下の4つが挙げられます。

◇サーバーの導入費用がかからない
たいていの場合、クラウドサーバーを契約する際は初期費用がかからないことが多く、初期のコスト面でサーバー導入のハードルを下げられる可能性があります。

◇サーバーのカスタマイズが自由
1台の独立した仮想サーバーを利用するため、サーバーを自由にカスタマイズできます。
CPUを多めに積んだサーバーや、メモリに特化したサーバーなど、柔軟な構成が可能です。

◇サーバーの拡張性に優れている
クラウド化したサーバーはスペックアップ、スペックダウンを柔軟に行えます。例えば、最初はミニマムで利用し、アクセスが増えてきた段階でCPUやメモリを増やすことも可能です。

4.クラウド化のデメリット

クラウド化の主なデメリットとして、以下の3点が挙げられます。

◇レンタルサーバーに比べて運用コストがかかる
クラウドは仮想サーバーを使っているため、仮想化のためのソフトウェアコストが含まれてしまい、一般的にレンタルサーバーと比べて、同スペックにおける価格が高い場合が多いです。
そのため、一ケ月間立ち上げたままにするサーバーを契約する場合、あらかじめ運用コストを見積もっておく必要があります。

◇利用料金が従量制である
レンタルサーバーは、一定の月額費用を支払えば利用できますが、クラウドの多くは通信量やCPU使用量などによって費用が変動する従量制料金体系です。レンタルサーバーの場合、どれだけ使っても月額利用料が変わらないプランなので、その点は大きな違いといえます。

つまり、レンタルサーバーは予算・支払い計画が立てやすいものの、クラウドは予算計画を立てづらいということになります。同スペックにおけるコストが高いということとあわせて、クラウド利用時には十分な注意が必要です。

従量課金となると、一ケ月のうち数日だけ使うような用途の場合、レンタルサーバーと比べて安く済むという側面もあります。しかし反対に、サーバーを立ち上げたままにして、負荷が大きくなった際に自動で拡張する設定等の場合、料金が跳ね上がる可能性も考えられるでしょう。

◇運用がレンタルサーバーと比べて煩雑
レンタルサーバーには管理画面がある場合が多く、WordPressのインストールサポートやバックアップの設定が可能ですが、クラウドでそのような管理画面があることはあまりありません。
そのため、きちんとしたサーバー管理者を立ててクラウドを管理していく必要があり、レンタルサーバーと比べると、その点は煩雑となってしまう場合が多いです。

まとめ

クラウドには、初期費用がかからない、サーバーの拡張性やカスタマイズ性に優れているなどのメリットがあるため、一見手軽に利用できると考えがちです。しかし、仮想サーバーを1台借りるため、煩雑な運用が発生したり、サーバー管理者を立てたりなど運用コストもかかります。

一方、レンタルサーバーはCPIを例に挙げると、初期費用は無料となり、一定の月額費用でオプションを追加すれば、24時間365日手厚い運用サポートを受けられます。
これからサーバーを利用しようと考えている場合、より手軽でトータルコストも安価な、レンタルサーバーのメリットは大きいといえるでしょう。
 

 

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マルチドメイン(複数ドメイン)対応のレンタルサーバーとは?

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レンタルサーバーの機能の中で、「マルチドメイン対応」という表記を目にすることも多いかと思います。では、そのマルチドメイン対応とは一体どのようなものなのかご存知でしょうか?
マルチドメイン(複数ドメイン)は、企業で複数のWebサイトを制作する場合などに、非常に便利な機能です。その機能とはどのようなものなのか、確認していきましょう。

1. マルチドメイン(複数ドメイン)とは

マルチドメイン(複数ドメイン)とは、1つのレンタルサーバー契約の中で、複数のドメインでWebサイトを作成できる機能のことです。以降、本文内では表記を「マルチドメイン」に統一します。

例えば、「example.co.jp」と「example.jp」という2つのドメインを取得していたとすると、「example.co.jp」と「example.jp」のURLを持つ2つのWebサイトを、1つのレンタルサーバー契約の中で制作・運用できるということになります。もちろん、追加で他のドメインを取得したとしても、その取得したドメインも合わせて運営することが可能です。

最近では、企業が複数のWebサイトを運営することも珍しくなくなってきました。大企業はもちろんのこと、中小企業などでも企業紹介のコーポレートサイトと、商品やサービスのWebサイトを分けて運営しているところも多くなっています。

具体的には、「example.co.jp」の属性ドメインでコーポレートサイトやイントラネットを運営し、商品やサービスなどを「example.jp」で運営するなどがあります。

そういった意味では、複数のWebサイトを手軽に管理・運営可能なマルチドメイン機能がついたレンタルサーバーは、今や必須の機能といっても過言ではないでしょう。

2.レンタルサーバーでマルチドメイン運用するメリット

マルチドメインでの運用のメリットは、何よりも複数サイトの管理が非常に楽になるという点です。仮に、複数サイトをそれぞれ違うレンタルサーバーで運用するとなると、レンタルサーバーごとに仕様などが異なるため、それぞれのWebサイトの管理が非常に煩雑になってしまいます。
しかし、マルチドメインで運用することで、1つのレンタルサーバーに複数サイトを集約することができ、Webサイトを効率的に管理・運営することが可能です。

また、複数のレンタルサーバーで運用する場合、当然ですが費用もその分必要になります。マルチドメインで運用することで、レンタルサーバーの費用を1つのサーバーのみの費用で運用できるようになり、コスト削減にも繋がります。

3.レンタルサーバーでマルチドメイン運用するデメリット

マルチドメインを利用するデメリットとしては、1つのレンタルサーバー契約で運用しているため、そのレンタルサーバーに何らかの障害が発生した場合には、全てのドメインが影響を受けてしまうことです。

また、レンタルサーバーの中にはマルチドメインに対応していても、利用可能なドメイン数が決まっています。マルチドメインで複数サイトの運用を考えている方は、利用可能ドメイン数をあらかじめ確認しておきましょう。

 

 

4. マルチドメインに関するQ&A

マルチドメインに対する、よくある疑問をまとめてみました。契約前に、このような部分は確認しておくとよいでしょう。

Q:マルチドメインは、どのようなドメインでも運用可能ですか?
A:日本語ドメインなども含めて利用できることが多いですが、一部受け入れ出来ないドメインがあるレンタルサーバーもあります。契約前には確認しおきましょう。

Q:利用可能なドメイン数はいくつでしょうか?
A:レンタルサーバーによって、マルチドメインで利用可能なドメイン数は異なります。あらかじめ、利用可能なドメイン数を確認しておきましょう。

Q:マルチドメインで作成したWebサイトを、全て WordPressで運用したいのですが可能でしょうか?
A:ほとんどのレンタルサーバーで可能ですが、データベースの利用可能数についても確認しておきましょう。

現在のWordPressはプレフィックスを変更することにより、1データベースで複数サイト利用することも可能ですが、あらかじめデータベースの利用可能数を確認しておくことをおすすめします。
なお、プレフィックスは日本語で接頭辞と言い、WordPressデータベース内の各データ(テーブル)が、それぞれどのWebサイトのものか区別するために付ける名前の先頭部分となります。

Q:ドメインを新たに取得しましたが、ドメインを追加したらすぐ使えるようになりますか?
A:マルチドメインに限らず、一般的なレンタルサーバーでは、ドメイン追加後にDNS設定をする必要があります。

まとめ

現在では、企業が複数のWebサイトを運営することは多く、複数のWebサイトを管理・運営することを考えれば、マルチドメインが利用可能なレンタルサーバーを選ぶのが最適でしょう。

CPIでは、共用サーバーのシェアードプラン「ACE01」でも、複数のマルチドメインや、CMSに欠かせないデータベースが複数利用可能になっています。

Webサイトの将来を見据え、複数のサイト運営が可能で、安定したレンタルサーバーを選びましょう。
 

 

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Internal Server Error HTTP500 解決方法

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ウェブサイトを閲覧中に「Internal Server Error HTTP 500」が表示されたことはありますでしょうか。
急にこんなエラーがでてきたら、何か悪いことをしたかと、ドキドキしてしまいますよね。

今回の記事では、「Internal Server Error HTTP 500」とは何か、HTTP500の解決方法をご紹介いたします。

 

Internal Server Error HTTP 500 とは

 

Internal Server Error HTTP 500 とは、閲覧しているウェブサーバー上でエラーが起きており、ウェブサイトが正しく表示できない状態のエラーコードです。

サイトの閲覧者は何もすることができないので、しばらくたってから接続し直してください。

 

PHP エラー時の解決方法

 

PHPが原因で、HTTP500エラーが出力される場合は、PHPのエラー出力をOnに設定変更し、どこでエラーが出ているかを確認します。
(注意)この設定変更は記述を間違えると、全てのページでエラーになりますので、必ずテストサーバーで検証してください。

CPIサーバーの場合

php.iniファイルを、ウェブサーバーに設置し、下記コードを変更します。
(php.ini設置方法はCPIオンラインヘルプ「PHPの設定変更方法」を参照ください)

display_errors = Off 
↓↓↓下記に変更
display_errors = On

.htaccessに記述する場合

* CPIサーバーの場合動作いたしません。

.htaccessに下記のコードを追記します。

php_flag display_errors on

 

上記コードを追加するとPHPのエラー原因、ファイル名、行数が表示されます。
このエラーをヒントにプログラムを修正してください。

エラー解除後はPHPのエラー出力をオフに戻してください。

 

その他でエラーがある場合

 

その他でエラーがある場合は、サーバーのログを確認すると良いでしょう。
CPIサーバーの場合は「/log/ssl-error_log」か、「/log/httpd-error_log」を確認ください。

[日時] [alert] [client 60.***.***.***] /usr/home/****/html/test/.htaccess: Invalid command 'php_flag'

上記のようにエラーが確認できましたら、ログをヒントにソースコードを修正してください。
今回の場合は「.htaccess」にエラーがあるようです。

 

さいごに

 

HTTP500エラーが出力される場合は、プログラムのどこかに記述ミスがあることがほとんどです。
エラー出力や、ログ確認を行うか、最近修正したファイルを確認すると良いでしょう。

最近修正したファイルは、サーバーコンソールにログインし下記コマンド実行すると、確認することができます。

find ./ -type f -mtime -15

サーバーコンソールへのログインはCPIオンラインヘルプを参照ください。

 

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Not found 404 エラーの原因と対策と確認方法

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ウェブサイトを閲覧中に表示される「Not found 404 エラー」が表示されたことはないでしょうか。
今回の記事では「Not found 404 エラー」とは何かと、解決方法をご紹介いたします。

 

Not found 404 エラー とは

 

Not found 404 エラーとは、アクセスしたURL(ウェブサイトのアドレス)に、表示するページが無い場合に、エラーが出力されます。
一般的にはリンク切れや、URLの打ち間違え、間違ったリダイレクト処理をしている時に起こります。

CPIスタッフブログの場合下記ページが表示されます。

ウェブサイト閲覧者は、アクセスしたURLに間違えがないか確認をしてください。
確認したURLに間違えがない場合は、しばらく経ってから、サイトにアクセスし直してください。

 

自社サイトのNot found 404 エラー確認方法

 

自社サイトで「Not found 404 エラー」がどれくらい出力されているかの確認はGoogle Analyticsを使うと確認することができます。

  1. Google Analyticsにアクセスします。
  2. 「行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ」にアクセスします。
  3. セカンダリディメンションに「ページタイトル」を追加します。

     
  4. セカンダリ ディメンション欄の「アドバンス」をクリックし、ページタイトルで絞り込みを行います。

    ページタイトルは、実際にNot found 404 エラーページを表示させ、そのタイトルを入力してください。
     

  5. 実際にユーザーがNot found 404 エラーになっているURLを確認することができます。

 

解決方法

 

Not found 404 エラーの解決方法は、リンク切れを無くすことが重要ですので、上記でエラーページを確認し、そのリンクを修正するだけです。

リンクを修正してもURLの打ち間違えなどで「Not found 404 エラー」が出力されることもあります。
そのような場合のために「Not found 404 エラー」ページを用意し、サイト内のコンテンツ一覧を表示することで離脱率を軽減することができます。

Not found 404 エラーページの用意

.htaccessを設置し、下記のコードを追加します。

ErrorDocument 404 https://example.com/404.html

上記コードを追記することで、サーバー内部でページが見つからない場合に、404.htmlを表示します。

 

 

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CPIサーバー + CDNで、お手軽高機能、セキュアサーバー構築方法

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共用型サーバーを借りているが急なトラフィックが心配だったり、セキュリティに対して不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
今回の記事ではCPIの共用型レンタルサーバーACE01 + CDNを導入し、急なトラフィックの対策や、セキュリティを強化できる構成の紹介と、導入方法をご紹介いたします。

CPIのお客様でも、ACE01とCDNを組み合わせ、サイトを運用している方も多く存在します。

 

目次

 

CDNとは

 

CDNとはContent Delivery Networkの略で、コンテンツを効率よく配信するための仕組みです。

ユーザー(Webサイトの閲覧者)が、https://example.com」にアクセスをすると、そのユーザーから近いCDNからコンテンツが配信されます

CDNは世界に複数台配置されており、アクセスが負荷分散され、急なトラフィックでも、Webサーバー(オリジン)への負荷を最小限にすることができます。

またユーザー(Webの閲覧)からのリクエストにはCDNが返答をしますので、Webサーバー(オリジン)の存在を隠すことができます。そのためCDNを導入することで、不特定多数からの攻撃を効果的に遮断することができます。

CDN導入で得られる効果

  • 急なトラフィックに対応できる
  • セキュアな構成が構築できる

その他、高可用性(対障害性)など、様々な効果がありますが、全て書いていると長くなるので、これ以上の情報は、その他のサイトを参照ください。

 

CDN導入方法

 

まずはCDN事業者を選定します。CDN業者は数多くあり、よく使われているのは下記ではないでしょうか。

 

今回はこれら事業者の中からレッドボックスとCPIの共用型サーバーACE01を使い、導入方法をご紹介いたします。
なぜレッドボックスをご紹介するかというと、レッドボックスは国内ベンダーで、面倒な設定はレッドボックスが行います。

さらに、料金が定額で、毎月固定の利用料を支払います。日本の商習慣上、利用した分だけ利用料を払うというより、固定金額の方が楽ですよね。

 

CDN導入手順

それでは実際に、テストURL「cdn-test.mochiya.co」に対してCDNを導入します。
(CPIサーバーは契約していて、cdn-test.mochiya.coにサイトがある想定です。)

  1. レッドボックスに申し込みをします。
    レッドボックスは申し込みからサービス利用開始まで最短で2営業日。そこからキャッシュの設定などを合わせると4営業日くらいでサイトに組み込むことができます。
     
  2. 申し込みが完了すると、CDNのURLと、レッドボックスのコントロールパネルのIDとPWが発行されます。
    [CDN URL例] user0004.cdnw.net
     
  3. DNS変更

    CDNのURLが発行されたら、
    cdn-test.mochiya.co のAレコードを削除し、CDNのURL( [例]user0004.cdnw.net )をCNAMEに登録します。

     

  4. CMSの管理画面がキャッシュされないよう設定を申し込みます。

    CMSの管理画面をキャッシュしなようにする理由は、管理者がサイト管理するために開いたページがキャッシュされ、一般のユーザーにも閲覧できてしまうためです。
    そのために、WordPressの場合「/wp-admin」、Drupalの場合「/admin」などが管理画面のURLになりますので、キャッシュされないように設定します。
    設定は、レッドボックスにWordPressを使うので、管理画面をキャッシュしないでと、お問い合わせフォームなどから依頼するだけです。
    (なんて楽なんでしょう)

    本来であれば、「/wp-admin」以外にも、RSSや、記事のプレビュー画面など、管理画面で使う箇所を除外する必要があります。

以上で、CDNの設定は完了です。

 

Webサーバー(オリジン)と、管理画面のアクセス制限

CDNを導入すると、Webの閲覧にはCDNがコンテンツを返答をします。ですのでWeb閲覧者は、Webサーバー(オリジン)へのアクセスは不要になります。
まずはWebサーバー(オリジン)へアクセスできるユーザーをCDNのみに制限します。

  1. Webサーバーの「/.htaccess」を編集し下記のコードを追加します。
    	SetEnvIf X-redbox-Auth KEY-NUMBER allow-cdn # レッドボックスを許可
    	order deny,allow
    	deny  from all
    	allow from env=allow-cdn

X-redbox-Authは、レッドボックスが独自に発行するヘッダー情報です。KEY-NUMBERは、レッドボックスを契約後に設定していただきます。
この設定で、WebサーバーにはCDNからしかアクセスができなくなります。

 

管理画面にアクセスできるユーザーを特定のIPのみに制限をかけます。

例として「/admin」ディレクトリに制限をかけます。

  1. 「/admin/.htaccess」ファイルを作成します。
  2. 下記のコードを追加します。
    SetEnvIf X-Forwarded-For 127.XXX.XXX.XXX allowip
    SetEnvIf X-Forwarded-For 157.XXX.XXX.XXX allowip
    order deny,allow
    deny  from all
    allow from env=allowip

    通常のIP制限は、allow from 127.XXX.XXX.XXX のように記述をしますが、CDNなどを経由した場合のユーザーのIPは「X-Forwarded-For」で判定ができます。

特定のIP以外はWebサーバー(オリジン)にアクセスができなくなります。

 

 

負荷検証

 

負荷検証はApache Benchや、JMeterを使うことで、サーバーの性能を評価することができます。
(実際に負荷検証を行う場合は、レットボックスに一声かけてくださいとのこと)

では、実際にどれくらいのリクエスト数に対応できるようになるかと言いますと、こちらもレッドボックスに相談すると、想定のリクエスト数や、アクセスのシミュレーションから、適切にチューニングをしてくれます。

ではジャブ程度に、2000リクエスト投げてみます。

ab -n 2000 -c 200 http://cdn-test.mochiya.co/

Failed request : 0
Requests per second : 426.14 [#/sec]
Time per request : 469.325 [ms]

同時に2000リクエストなげて、エラーが0でした。
2000リクエストを処理するのにかかった時間は、Time per request: 469.325[ms] (mean) でした。1秒は1000msですので、1秒以内に2000リクエストに応答しています。

これを単純に計算すると下記のとおり、リクエストを処理することができます。

1分:12万リクエスト
1時間:720万リクエスト
1日:1億7千万リクエスト

なかなか良い結果であることが分かるかと思います。

ご注意

上記数値はあくまでも単純に計算した数値で、数値を保証するものではございません。
サイトの性質や、導入するプランにより応答可能なリクエストが変わってきますので、導入前に一度ご相談ください。

 

レッドボックスの管理画面から、リアルタイムで現在のキャッシュヒット率や、リクエスト数を確認することができます。
約2000リクエストで、キャッシュヒット率が100%ですので、Webサーバー(オリジン)に負荷がかかっていないことが分かります。

 

さいごに

 

今回の記事では、CPIの共用型レンタルサーバーACE01と、レッドボックスの組み合わせをご紹介させていただきました。
共用型レンタルサーバーでも組み合わせ方次第では、急なトラフィック対応や、セキュアな環境構築を行うことができます。

お手軽に、高トラフィックに耐えられて、セキュアな環境が構築できるのはウェブ担当者にとって魅力的ですよね。
ぜひ、今回の構成を参考にしていただけると幸いです。

 

関連リンク

使用したWebサーバ : CPI ACE01
使用したCDN : レッドボックス

 

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